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手足の関節が痛むようになった

手足の関節に痛みを感じるようになった場合は、痛風という病気が疑われます。 病名だけは耳にしたことがある人は多いと思いますが、40代の男性に非常に多く発症する病気です。 腎臓の合併症を引き起こす可能性もありますので、早めに診察を受けましょう。

◆波のある痛みが特徴

痛風とは、血中の「尿酸」の濃度が高まることによって、全身の関節に炎症や腫れが生じる疾患です。膝や肘、腰、肩など、あらゆる関節に症状が出る可能性があります。 痛みが強くなったり弱まったりと波があることが特徴です。痛風という名前は、「痛みという悪風にあたる」と、「風が吹いただけでも痛む」という2つの説があるようです。 性別では圧倒的に男性のほうが多く、また30~40代が好発年齢です。

初期症状としては、膝や足の指に痛みや、熱い感覚を感じる、膝の関節が痛む、足の指が変形する、立ち上がる時に痛みを感じる、などがあります。痛みは一定期間続いた後でおさまることも特徴です。

このような症状がある40代男性は、念のために血液検査で尿酸値を測りましょう。職場の健康診断や人間ドックでも、かならず血液検査はおこなわれますので、定期的に調べることが大切です。

◆食事療法で腎臓病を予防!

痛風は、単に関節が痛むだけにとどまらず、他の疾患を併発することがあります。 もっとも多いのは腎臓疾患です。痛風は尿酸値の上昇によって起こりますので、腎臓とは深い関係があります。たとえば「尿路結石」や「高尿酸血漿」などの腎臓病が考えられます。

腎臓の機能は、いったん失われると取り戻すのは困難です。治療が遅れると、人工透析を受けなくてはいけない状態になる可能性がありますので、痛風の治療ではいかにして腎臓の合併症を起こさないかが最大のポイントとなります。

治療は、食事療法が基本です。栄養過多、特に「プリン体」と言う成分の過剰摂取が尿酸値を上げます。プリン体はあらゆる食品に含まれていますが、特に多い食品としては、アルコールではビールがまず挙げられます。肉類ではレバー、魚類ではエビやカツオ、野菜ではパセリやブロッコリー、ほうれん草などが豊富です。 ただし過度な食事制限ではなく、「食事の絶対量を減らす」ことが基本となります。また「規則正しい食事をする」「水分を多めにとる」なども重要です。

食事に気を付けると同時に、治療の初期では薬を使って、尿酸値を下げることもあります。ひとまず尿酸値を下げることで、合併症を防ぎ、悪化を食い止めるためです。あくまで一時的な対症療法ですので、基本はやはり食事などの生活改善がメインとなります。 痛風の症状がある人は、ぜひ血液検査で尿酸値を測り、合併症を防ぐための治療を受けましょう。

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