Category : 元気がなくなってきた

「性格が変わった」と言われる

うつ病といえば、一昔前は就職したばかりの若い人や、定年後の高齢者に多い病気というイメージがありましたが、今では中年男性の発症が飛躍的に増えています。しかし男性は、メンタルな症状で受診することが少ないため、治療が遅れがちです。

「最近、性格が変わったと言われる」「会社に行きたくない」「趣味が楽しくなくなった」などの症状がある人は、まずは気軽に心療内科に相談してみましょう。

◆性格の変化がみられることも

うつの症状にはさまざまなものがありますが、特に40代の男性では「食欲や性欲が明らかに減退した」「なかなか眠れない」「無性にイライラして家族に八つ当たりをしてしまう」などが多くみられます。

また、以前とは異なり外見にかまわなくなる、真面目だった人が遅刻するようになる、などの人格の変化も、実はうつのサインである可能性があります。自分では気づかないことも多いですので、家族や会社の同僚など、身近な人の指摘を見逃さないようにしましょう。

さらに「思考障害」も、うつの大きな症状の1つです。なぜか考えがまとまらない、同じことを何度も繰り返し考えてしまう、決断ができない、などの症状がみられます。以前はテキパキと物事をさばいていた人が、ある頃から様子がおかしくなった場合は、うつ病を疑ってみたほうが良いでしょう。

誰でも一時的に気分が落ち込むことはありますが、うつ病ではセロトニンという脳内物質が不足しているという、客観的な事実があります。しっかり休養をとれるなど、環境的に恵まれていれば自然治癒する人もいますが、働き盛りの40代男性ではなかなか難しいものです。 薬の助けを借りたほうが、治りは早くなりますので、ぜひ病院で相談してみましょう。

◆リーマンショック後の中高年うつ病が急増

厚生労働省のデータを見ても、今や男性では40代が、もっとも多くうつ病を発症している世代となっています。

もともと40代は、体力の衰えや仕事の忙しさに加えて、子どもの教育費などのプレッシャー、親の死や介護問題、仕事のゴールが見えてきたことなど、「うつの原因」が多い世代といわれています。 特に2008年のリーマンショック以降、中高年男性のうつ病は急増し、自殺者も多数出ています。めまぐるしく変わる社会情勢の中、男性は女性ほど柔軟に変われないことも大きな一因でしょう。

40代は、まだまだ人生の折り返し地点に立ったところです。これからの後半戦に元気に挑むためにも、症状が悪化する前に治療を開始することが大切です。

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