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大腸ポリープの発見は「ラッキー」!?

人間ドックなどで大腸の内視鏡検査を受けた時に、ポリープが見つかる40代男性は多いものです。ポリープと聞くと、がん化する不安がありますが、むしろポリープの段階で発見できたことは幸いです。 きちんと経過観察をして、大腸がんを防ぎましょう。

◆がんになるポリープと、ならないポリープ

たしかに大腸ポリープの中には、大腸がんになるものもあります。ポリープは、大きく分けると「腫瘍」と「それ以外」があり、がん化する可能性があるのは腫瘍のほうです。 最初から悪性のものもありますが、多くは良性の「腺腫」と呼ばれるポリープです。これがある時、悪性に変わることで大腸がんになる人が非常に多くみられます。つまり腺腫のポリープは、がんの前段階である可能性があるといえます。

ただし、それ以外のポリープもあります。特に40代以上になると、炎症やがんとは関係がない「過形成性ポリープ」が多くみられます。これは正常な細胞が増殖してできたもので、一種の老化現象です。 ポリープの種類は、内視鏡でほぼ診断がつきますが、正確に診断するためには内視鏡で組織をとって、病理検査にかけます。

以前までは、腺腫が見つかったら安全のためにすべて切除することが一般的でしたが、最近ではがん化する危険が高いものだけを摘出し、そうでないものは注意深く経過観察するようになっています。摘出になる目安としては、形が変化を起こしていること、もしくは大きさが5ミリ以上であることです。ただし、念のためにすべてのポリープを切除すべき、と考える医師もいます。

◆定期的に内視鏡検査を受けよう

大腸がんはもともと日本人に少ないがんでしたが、年々増加し、男性では胃がんと肺がんに次ぐ3位の死亡原因となっています。他のがんと同様、40代になったら年に1度は検査を受けるべきがんです。

大腸がんの検査は、便の中に目に見えない血が混じっていないかどうかを調べる「便潜血検査」が基本的であり、それで陽性になった場合は内視鏡検査を受けます。しかしポリープの早期発見のためには、なるべく定期的に内視鏡検査を受けておきたいところです。 人間ドックなどで基本の検査に加えて、大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

たとえ大腸がんの可能性があっても、ポリープの段階で早期発見できれば、完治できる確率はかなり高いですので、悲観する必要はありません。 経過観察と診断されたなら、医師の指示にしたがって定期的に内視鏡検査を受けて、変化を見逃さないようにしましょう。

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