Category : 日常の変化

風邪は治ったのに咳だけが続く

風邪は治ったはずなのに、なぜか咳だけがしつこく続く…そんな症状を抱える40代男性はいませんか?中には、何ヶ月もおさまらないこともあります。 それは「咳ぜんそく」という症状かもしれません。放置すると、そのまま本当の気管支ぜんそくになる可能性もありますので、早めに治療を受けましょう。

◆咳ぜんそくの特徴

咳ぜんそくとは、咳が慢性的に続く気管支の疾患です。症状は普通のぜんそくと似ており、気道が狭くなって発作が起こります。ただしぜんそくと異なり、胸がヒューヒューと鳴る「喘鳴(ぜんめい)」はありません。

気温差やタバコ、運動、飲酒、ハウスダストなどさまざまな原因がありますが、特に風邪と併発して起こることが多く、他の症状が治っても咳だけが長く続きます。 40代で好発し、女性のほうが発症しやすいといわれますが、男性の患者さんも多数います。特にタバコを吸う男性は高リスクです。

風邪をひいた後、数週間も咳だけが止まらない場合は咳ぜんそくを疑い、内科や呼吸器科を受診しましょう。咳ぜんそくの患者さんの約3割が、そのまま本当の気管支ぜんそくに移行するといわれます。

◆吸入ステロイド薬で継続治療を

咳ぜんそくではなく、最初から気管支ぜんそくになっている人もいます。大人になってから初めて発症する人もいれば、子どもの時に小児ぜんそくだった人が再び発症することもあります。

小児ぜんそくは、ほとんどが「アトピー型」といって、アレルギー物質が特定できるのですが、成人の場合はアレルゲンが特定できない「非アトピー型」も多くみられます。冷たい空気を吸った時や、入浴後や睡眠時のリラックスした時に発作が起こりやすくなります。

咳ぜんそくと異なり、気管支ぜんそくは発作時に胸がゼーゼー、ヒューヒューいう「喘鳴」があることが最大の特徴です。これまでぜんそくとは無関係だった人でも、花粉症やアレルギー性鼻炎から移行するケースもありますし、突然発症することもありますので、咳がひどい場合は1度受診しましょう。

咳ぜんそくも気管支ぜんそくも、治療としては吸入ステロイド薬が中心になります。発作が起きていない時でも継続的に使用することで、気道の炎症をしずめ、発作を起こしにくくすることが大切です。

ステロイドといっても、吸入薬の場合は少量ですし、患部に直接噴霧することができるため、全身副作用はほとんどありません。しっかり使い続けることで、咳ぜんそくが気管支ぜんそくになることを防げますし、気管支ぜんそくもコントロールすることが可能です。

Recommend