Category : 日常の変化

クルマの運転に自信がなくなってきた

今40歳を迎えている人は、クルマの免許をとった20歳頃や、クルマの運転や所有に憧れた学生の頃にはクルマに対してどんな思い入れがありましたでしょうか。 20年前だと1990年中盤になりますが、余り変わっていないような印象もありますが、今とはクルマ環境は大きく変わってきています。 一番の違いは、クルマの所有者が少なくなったということです。

これまでクルマの保有台数は年々増えていましたが、実は数年前からそれが減り始めているのです。 マンションにお住まいの方は毎年の総会の話題で気付いているかも知れませんが、マンションのセールスポイントに駐車場100%というのがありますが、 数は用意されていても、今では利用率は高くなく、実際の利用率はだいたい6割というのが相場です。

◆クルマを取り巻く環境も変化しています

その最大の理由は生活に余裕がなくなってきた事だと言われています。 特に若い人達は就職難に加え、就職出来ても正社員への壁が厚く、クルマが欲しくてもその購入費や毎月の高い駐車場代、燃料代、保険代などの支払いが難しくなっています。

大都市圏は公共機関の発達もありますが、駐車場のタイムスのように、備え付けのレンタカーをインターネットで気軽に、それも安い費用で借りることが出来るシステムも充実してきており、 自分でクルマを持つ必要性も少なくなっています。 更に世界に目を向けると、個人所有のクルマを空き時間に人に貸すシステムも大きな市場になってきており、この流れは日本にもやってくるかも知れません。

◆やっぱりクルマのある生活をしたい

ただ、今40歳を迎えている人で、若い頃からクルマ好きだった人はそう簡単にクルマを手放すことが心情的にも出来ません。 若い頃に漸く手に入れたクルマのある生活を、出来ればずっと続けていたのです。 好きな時に好きな所に自由に走っていけるクルマは、運転している間、日頃のいろいろな事から心の中を開放させてくれるのです。 そして、一度クルマを手放してしまえば、独身ならともかく、既に家族のある身では経済的に次に購入出来る機会がくるのはかなり難しいことにも気付いています。

◆体力・視力の低下をカバーする

そんな色々な犠牲の上で所有しているクルマ生活にもだんだんと問題が出てきます。経済的な理由だけではありません。 問題が出て来るのは、クルマではなく運転する人のほうなのです。 そう、それは若い頃と違い落ちてくる体力と気力、注意力、そして判断力です。視力も落ちてきます。 最近、高齢者の事故が問題になっていますが、高齢者じゃなくても年齢を重ねてくるとそれは他人事では無くなってくるのを少しずつ感じ始めるのです。

一番分かり易いのは体力の低下と視力の低下です。 これまで長距離を一気に運転しても大丈夫だったのが、それが出来なくなってきます。無理が聞かなくなってくるのです。 視力の低下はもっと深刻かも知れません。早い人は老眼が始める人もいます。クルマの運転に占める視力の割合はとても大きいので、視力の低下は安全にも関わってきます。 一般的に、自動車保険は若い人ほど掛け金も高く、40歳代50歳代は事故率が低いことから掛け金も安くなる傾向がありますが、 実際には40歳をすぎると自分の体力・視力の低下を感じて、より慎重な運転を心掛けることが結果的に事故が少なくなっている理由なのかも知れません。

最近は自動運転の話題が出てきていますが、少なくとも自動ブレーキやドライブレコーダー等の安全装置を備えたクルマは現実的になっています。 いつまでも自分の運転だけに頼ること無く、体力・視力の低下を出来るだけカバーしてくれる安全なクルマ選びも長くクルマ生活を楽しむためには重要になってくるでしょう。

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