Category : 日常の変化

髪の毛が抜け落ちてきた

一般的に「ハゲ」の症状は、ゆっくりと進行していきますが、40代になって突然寂しくなり始める男性もいます。 一昔前までは、ただの老化現象の1つとしてあきらめられていましたが、最近では「AGA」(男性型脱毛症)という名称がつき、治療できる症状として考えられるようになりました。

◆AGAとは?

男性のハゲの多くは、医学的にAGAと呼ばれます。突然、十円玉大のハゲができる「円形脱毛症」などと区別され、徐々に髪が薄くなっていくことが特徴です。 ひたいの生え際か頭頂部、人によっては両方から薄くなるのが一般的で、年齢としては20代後半から発症する人が多くみられます。症状が確定するのは40代後半で、日本人男性では40代のうち約3割がAGAともいわれています。

原因の1つは遺伝です。特に母方の遺伝が強いという報告がありますので、母方の家系の男性をみれば、1つの目安になるかもしれません。またAGA治療を専門としているクリニックでは、遺伝子検査をおこなっているところもあります。

もう1つの原因は、男性ホルモンの影響です。精巣から分泌されるテストステロンが、5α-還元酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されるのですが、これが発毛のサイクルを乱すことが分かってきました。 そのため、AGA治療には5α-還元酵素のはたらきを弱めるための薬が使われています。

つまりAGAは、ヘアサイクルの乱れによるものであり、髪の毛のもととなる毛包そのものが消滅するわけではありません。髪の毛が十分に育たないうちに抜け落ちてしまうことで、薄くなるのです。実際、AGAの男性の頭はツルツルではなく、産毛のような毛が残っています。

◆AGAはどうやって治療するの?

AGAでは、薬物治療が基本です。 特に2005年に国の認可を受けた「プロペシア」という内服薬が広く処方されています。テストステロンをジヒドロテストステロンに変える、5α-還元酵素のはたらきを抑える効果があります。

副作用として、まれに性欲の減退やED症状がみられることがありますので、気になる場合は医師に相談してみましょう。 その他の薬には、塗り薬の「フロジン」や「リアップ(ミノキシジル)」などがあります。いずれもプロペシアとは作用機序が異なりますので、併用することが可能です。

薄毛は、重大な病気ではないにしろ、人によっては精神的なショックから、人生を前向きに過ごせなくなるリスクもあるものです。AGA治療は、専門のクリニックや一部の皮膚科で受けられますので、気になる人は1度相談に行かれてはいかがでしょうか?

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