Category : 日常の変化

もの忘れが激しくなった

「まだ40代なのに、もの忘れが激しくなった」「時々、今日の日付や自分がどこにいるのかが分からなくなる」、こんな症状がある人は要注意。若年性アルツハイマーの可能性があります。

単に忘れっぽくなったのとは異なり、症状が進行すると仕事の能率が明らかに下がり、日常生活に支障をきたすことがほとんどです。誰にでもかかる可能性があるものではなく、遺伝的要素が大きいとされています。

◆若年性アルツハイマーとは?

おもに40代から65歳までの間に発症するアルツハイマー病です。通常のアルツハイマーは65歳以上がほとんどですが(老年性)、中高年層に起こるものを若年性として区別しています。 老年性は女性の患者が多いのに対し、若年性では男性も多く発症します。

初期症状としては、ただのもの忘れが多いのですが、やがて表情に乏しくなったり、その人らしさが失われたり、作業の質が下がったりします。一般的に老年性より進行が早く、また症状も重いのが特徴です。

仕事でも家庭でも求められる役割の大きい40代で、アルツハイマーを発症することは、さまざまな面で大きな問題を引き起こします。ただし万が一発症しても、かなり早期の「前駆期」とよばれる段階で適切な治療を受ければ、進行を大幅に遅らせることが可能です。

若年性アルツハイマー病の予防と原因

◆若年性アルツハイマーのチェックポイント

若年性アルツハイマーは、ほとんどが遺伝によるものと考えられています。家族に、早い年齢からアルツハイマーを発症した人がいた場合、それ以外のグループと比べて約20倍もリスクが高まるともいわれます。 早期にケアを開始するためにも、「前駆期」を見逃さないことが大切です。たとえば、以下のようなチェックポイントがあります。

  • 普段の仕事の能率が下がり、量も低下する
  • 集中力や注意力など、複雑な精神機能を要する作業の質と量が低下する
  • 全体の状況を判断できなくなり、細部にこだわる
  • その人らしさ(個性)が失われてくる
  • だるさ、頭が重い感じ、イライラ感などの不定愁訴が増える
  • うつ気分や不安感、頭痛やめまいが多くなる
  • 根気が続かなくなり、疲れやすくなる

その他、以前夢中だったことに興味を示さなくなるといった症状もあるため、うつ病と間違われることの多い病気です。家族に指摘された場合は、ぜひ早めに受診しましょう。

治療法はまだ確立されていませんが、「アリセプト(塩酸ドネぺジル」」という薬が進行を遅らせることが分かっています。また現役世代ならではの経済的不安を解消するために、自立支援医療や障害年金のようなサービスを利用することも可能です。

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