Category : 日常の変化

膝に痛みを感じる

最近、日本全国で開催される市民マラソン大会はどこも大盛況。 申し込みの受付を開始した途端に定員一杯になったり、抽選になることも珍しくないそうです。 ランニング用の衣類やシューズ、グッズの売れ行きも好調だとか。 そんなブームに乗ってやみくもに走り始めた結果、膝を傷めてしまう人も残念ながら続出しているようです。

◆膝の痛みの原因は?

膝は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が組み合わさってできています。 繋ぎ目の部分は関節液や軟骨、半月板などによって動かした時の衝撃を和らげ、靭帯が安定させています。 また、膝蓋骨(膝のお皿と呼ばれる部分)が曲げ伸ばしをスムーズにしています。 しかし、年齢とともに潤滑油とも言うべき関節液は徐々に減少してきます。

関節液の主成分はヒアルロン酸。水分を保持する働きがありますが、20歳くらいをピークにその生成力が衰えてくるのです。 緩衝液がなくなれば骨同士が直接触れて摩耗したり痛みを感じるのは当然ですよね。

◆運動を始める時のコツ

仕事などに忙しく、年々運動不足になっている自覚はあっても何から始めてよいのかわからないのではないでしょうか。 健康診断などで医師から運動をすすめられたりして、「とにかく体を動かそう!」と急激に燃え上がってしまう人も多いようです。 しかし、いきなり激しい運動を始めるのは体にとって逆効果になることもあるので注意が必要です。

これまで運動の習慣がない人がいきなり体を動かすのはやはり危険かもしれません。 靭帯や半月板を傷めてしまう可能性もあります。 膝に負担をかけないためには、大腿部の筋力アップにも取り組むべきでしょう。 ストレッチやスクワットなど、自宅でできる運動から始めてみてください。

◆異変を感じたら早めに整形外科へ

膝に痛みや違和感を感じたら整形外科を受診しましょう。 痛みを「効果が出てきた」と早とちりして、無理して継続する人もいますが、悪化することがありますのでまずは運動を中止してください。 筋肉の場合は負荷をかけることでさらに筋力を増進させる方法もありますが、関節については鍛えようがないのです。

◆膝だけでなく、関節が痛む時は

運動不足だけでなく、肥満も膝にとっては大きな負担となります。 例えば、10Kg太ったら膝には30Kgの荷重がかかるという説をご存知でしょうか? その上体が重くなれば動かすのもおっくうになってくるもの。 まさに負のスパイラルにはまりかねないのです。

また、関節に炎症が起こる免疫系疾患の一つ、関節性リウマチの可能性もあります。 女性に多いと言われていますが、男性も無縁ではありません。 進行すると関節の変形や激しい痛みが起こってくるので早めに医療機関を受診しましょう。

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