Category : 体型の変化

筋力が衰えるサルコペニア肥満

近年憂慮すべき新しいタイプの肥満が話題になっています。 筋肉量が減少し、脂肪が増加してしまうために基礎代謝が低下してしまう「サルコペニア肥満」。放っておくと身体機能が阻害される恐れもあります。

これまでは高齢者に多いとされていましたが、最近では間違ったダイエットや運動不足によって若い世代にも見られるようになっています。 40代以上の、運動の習慣がないような人は要注意です。

◆サルコペニア肥満の仕組み

サルコペニアとは文字どおり「筋肉が低下、減少」することです。 一見痩せている人でも筋肉量が少なく、基礎代謝が低いとサルコペニアに分類されます。 これまでと同じ食事をしていても太りやすくなるので、適度な運動に加えて食事を見直すことも必要になるでしょう。 加齢によって自然に筋力が衰える高齢者に多く、70代の約30%はこのサルコペニア肥満に該当すると言われています。

サルコペニアになると、体を動かしにくくなるためさらに筋力が低下するという悪循環に陥りがちです。 その上食事の質や量に無頓着で、食べたいだけ食べていればあっという間に肥満体になってしまうでしょう。 その結果さらに動くのがおっくうになり…この負のスパイラルにはまらないようにしたいものです。 若い人でもケガや病気で1ヶ月寝たきりになると自力歩行ができなくなるほど筋力は衰えやすいと心得て、ある程度の年齢になったら意識して体を動かすようにしましょう。

◆こんなダイエット、していませんか?

特に若い女性は「やせ信仰」が強く、栄養のバランスをまったく考えずに食べる量を減らしたり、ダイエット食品に依存したりという間違いを犯しがちです。 正しいダイエットとは体重を減らすことではありません。 筋肉が落ちてしまうと、かえって太りやすくなることは今や常識です。

40代以上の男性でも、健康診断などで引っかかって、「やせること」を医師から指導されると急に燃え上がってしまうことがあります。 日頃そんな習慣もないのに無茶な運動をして関節や筋肉を傷めたり、極端な食事制限をして逆に健康を害してしまう人は意外に多いのです。 食生活の見直しや改善については、医師や栄養士にアドバイスを求めるようにしてください。最近ではドラッグストアなどでも相談できることがあるので活用してもよいでしょう。

◆サルコペニア肥満を撃退するには

サルコペニア肥満の対策には適度な運動が不可欠です。 無理なく行えるストレッチやエクササイズから始めてみましょう。 目的は筋力の維持もしくは向上です。 アスリート並みに鍛える必要はありません。毎日少しずつでも続けることで筋力アップが期待できます。 大腿筋(太ももの筋肉)を鍛えるスクワットは、手軽にできる上高い効果が得られるのでおすすめです。

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