Category : 日常の変化

胃腸の調子がよくない

40代ともなれば、若い頃に比べると脂っこいものやボリュームのあるものが食べられなくなってくるでしょう。 基礎代謝が徐々に低下し、必要とするエネルギーも少なくなってくるため、当然といえば当然なのですが、胃の不快感や痛み、腹痛などを伴う場合は単に年齢のせいと片付けず、医師の診察を受けるようにしてください。

◆胃もたれ・胸やけはなぜ起こる

胃は強力な酸性の胃酸を主成分とする胃液を分泌し、食べた物をドロドロに消化・分解して十二指腸に送り出す働きがあります。 胃の蠕動運動は自律神経によってコントロールされていますが、加齢やストレスによって動きが鈍ると、通常よりも食べ物が長い時間胃の内部に留まることになります。

その結果、何だか胃が重たいと感じる胃もたれが起こるのです。 また、胃の入り口は食べ物が通過する時にだけ開く噴門によって胃酸が逆流しないようになっています。 しかし、何らかの理由でその制御がきかず、食道まで上がってしまうことで炎症を起こし、むかつきや胸やけの原因となります。 逆流性食道炎と呼ばれるこの症状は、不快なだけでなく時には息苦しさを感じるほどの痛みを伴うこともあるので、早めに医療機関を受診しましょう。

◆ストレスでなぜ胃が痛くなるのか

胃酸は肉や魚などの動物性タンパク質も消化するほどの強酸性です。 そのPHは1~1.5と、金属をも溶かすほど。 それだけ強い酸がなぜ胃そのものを消化しないのかと言うと、同時に分泌される胃粘液が胃の粘膜部を覆い、保護しているからです。

しかし、この絶妙のバランスが崩れて胃酸過多になったり、胃粘液量が低下すると胃の粘膜部が炎症を起こし、痛みが起こります。 これが慢性化するといずれは胃潰瘍になりかねません。

また、胃潰瘍と初期の胃がんは判別が困難なことがあるので、既往歴がある人はなおのこと注意が必要です。 ストレスや暴飲暴食、喫煙などが主な原因となるため、医師の診察を受けると同時にこうした生活習慣も見直してみるとよいでしょう。

◆下痢や便秘を繰り返す時

「便は健康のバロメーター」という表現をすることがあります。 焼き肉やスパイスの効いた料理を食べた翌日の便はニオイが強くなったり下痢気味になったりしますよね。 それほど便は体の状態を如実に反映すると言われているのです。これまで経験がないのに急に便秘や下痢をするようになったり、繰り返して起こるようになったら消化器に何らかの問題があるのかもしれません。

便に血が混じったり、激しい痛みを伴うようであれば検査を受けることをおすすめします。 大腸がんや胃がんなどの深刻な疾患であっても、早期に発見できればそれだけ治癒率も高くなります。最近では検査の技術が進歩しているため、軽度のポリープであれば内視鏡検査の際に切除してしまうことも可能なのです。

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