Category : 日常の変化

なかなか疲れが取れない

「運動してから筋肉痛が出るまで日数がかかる」、体力が衰え始め、体の機能が下り坂にさしかかる一つの目安として有名な現象ですね。 一方、眠っても疲れが取れない、いつも疲れているなど、疲労からの回復も遅くなってきます。

◆筋肉痛が遅れて表れるワケ

実際のところ、筋肉痛が遅れて表れる理由ははっきりわかっていません。 筋肉痛には運動中に起こる「現発性筋肉痛」と1日~数日後に痛みを感じる「遅発性筋肉痛」があります。

このうち老化によるものと誤解されているのが遅発性筋肉痛ですが、これはもともと痛みが起こるのに日数がかかるタイプで、加齢はあまり関係ないことが多いようです。 また、筋肉痛の原因には炎症と筋疲労があります。激しい運動により筋肉組織が損傷を受けるのが前者、後者は酸素の供給が間に合わず、エネルギー源であるブドウ糖が不完全燃焼を起こして疲労物質の乳酸が生成されることで起こります。

筋疲労は日頃運動の習慣がない人がいきなり行った時によく見られます。 白血球が損傷した筋線維を取り除く時に発生する物質が筋膜を刺激し、痛みとして表れます。しかし、加齢によって血管が弱くなり、毛細血管が細くなると血液の循環が悪くなるためこの作用そのものに時間がかかるようになるのです。 「年をとると筋肉痛が翌日以降に出る」と言われるのはこのためです。

◆疲れが取れ似にくくなるのはなぜ?

寝ても疲れが取れない、翌日に持ち越してしまう、といった症状も年齢を重ねた人からはよく聞かれますね。 それには肉体的な疲労だけでなく、ストレスや生活習慣も大いに関わっているようです。 人間は正常な場合、リラックスしている時や睡眠中は副交感神経が優位になり、体を修復する働きがあります。

眠っている間に成長ホルモンの分泌が活発になるのもこのためです。 しかし、ストレスや不規則な生活により、興奮状態をもたらす交感神経が活発になっていると睡眠を取っても芯からリラックスすることができません。 常に体が緊張状態にあると言ってもよいでしょう。 夜中に何度も目が覚める、眠りが浅いといった睡眠障害がある時は疑ってみてください。

◆疲労回復のために有効なのは?

体が休息を取ることができなければ疲労物質や老廃物の排出、新陳代謝が滞るために当然疲労からの回復も充分に行われなくなります。 その結果疲労が蓄積され、「いつも疲れている」状態になってしまうのです。

疲労回復に有効なのはやはりゆっくりとお風呂につかること。 筋肉がほぐれると副交感神経に切り替わるため、肉体的・精神的にリラックスでき、体の回復も促進されます。 マッサージやストレッチもおすすめです。 また、寝る前に交感神経を刺激しないよう、スマホやタブレットなど使用は避けましょう。

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